「他の動物病院で血液検査を受けており、健康だと言われましたが、念のため当院でも血液検査をお願いしました」とのことでした。
7歳の猫さまで、食欲も元気があり、やや肥満気味でした。
しかし、血液検査をしたところ、クレアチニンの値が2mg/dlで、IRISの分類表によるとステージ2に該当します。
飼い主さんの多くは、ステージ2程度の腎臓病に気づかないことがよくあります。
ステージ2の一般的な治療は以下の通りです。
- 高血圧がある場合、その治療
- 高リン血症がある場合、その治療
- 腎臓食
これらは対症療法であり、腎臓そのものを直接改善する効果は期待できません。
【当院での治療】
- 一般的な治療
- 幹細胞培養上清液治療(再生医療)
- 有機ゲルマニウム療法
- 丸山ワクチン療法
これらの治療は、腎臓内の老廃物をマクロファージに貪食させることを目指しています。
IRISの分類でステージが進んでからでは治療効果が低下するため、ステージ2の段階から治療を開始することをお勧めします。
情報弱者にならないよう、このような治療法があることを知っておいてくださいね。