【ネコ】猫は健康だろうか? 後悔しないために有機ゲルマニウム療法と再生医療を#慢性腎不全 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

「他の動物病院で血液検査を受けており、健康だと言われましたが、念のため当院でも血液検査をお願いしました」とのことでした。

7歳の猫さまで、食欲も元気があり、やや肥満気味でした。

 

しかし、血液検査をしたところ、クレアチニンの値が2mg/dlで、IRISの分類表によるとステージ2に該当します。

飼い主さんの多くは、ステージ2程度の腎臓病に気づかないことがよくあります。

 

ステージ2の一般的な治療は以下の通りです。

  • 高血圧がある場合、その治療
  • 高リン血症がある場合、その治療
  • 腎臓食

これらは対症療法であり、腎臓そのものを直接改善する効果は期待できません。

 

【当院での治療】

  • 一般的な治療
  • 幹細胞培養上清液治療(再生医療)
  • 有機ゲルマニウム療法
  • 丸山ワクチン療法

これらの治療は、腎臓内の老廃物をマクロファージに貪食させることを目指しています。

 

IRISの分類でステージが進んでからでは治療効果が低下するため、ステージ2の段階から治療を開始することをお勧めします。

情報弱者にならないよう、このような治療法があることを知っておいてくださいね。