【がん】 なぜ、お米をあげるとよくないのか? #がん#和田屋のごはん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

 

 

がんのもふもふちゃんの治療を多くしています。

飼い主さんは、これだけやれば寛解というものを求めてます。

たとえば、細菌性の膀胱炎になれば、抗生剤を投与すれば、ほぼ完治します。

 

がんは、慢性疾患、生活習慣病なので、そう簡単に寛解にはなりません。

将来、これだけすれば、大丈夫などになれば、いいのですが。

 

●食事療法をしていたら、痩せてきた。

 

私たちの治療での免疫誘導は、野菜やタンパク質は、魚や野菜になるので、体重が増えない子もいます。

つまり炭水化物をあまりあげないからです。

 

●なぜ、お米をあげるとよくないか?

 

精製されたお米や小麦粉を食べると、急激に血糖値があがります。上ると体によくない反応が起きるのです。

 

1、がん細胞が米のブドウ糖を吸収して、エネルギーを作りだす。

2、急に血糖があがるので、IGF-1が分泌されて、がんの成長因子ががんの成長を助ける。

3.脂肪酸合成により、がん細胞をつくる材料になるといわれています。

 

●炭水化物は、何がいいの?

・玄米

・全粒粉の小麦

・サツマイモ

・子芋

 

などをあげるといいです。

 

食事療法は、ひとりですると命にかかわることもあるので、それに詳しい獣医師の指導の下でおこなってくださいね。