【がん】 交感神経の緊張が続くと顆粒球が増えて免疫力が落ちる? #がん #免疫力 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年半以上寛解中 いちごちゃん

 

私たちの治療は、自分の持っている免疫力を使ってがん細胞に撤退してもらうものです。

それで、免疫力が下がるとなかなか治療効果が上がりません。

 

交感神経の緊張が続くと、

・血流障害

・低体温

・顆粒球の増加

 

●顆粒球の増加とは?

 

白血球の中には、顆粒球というのがあり、それは、好中球、好塩基球、好酸球です。

いちばん多いのが、好中球です。

好中球は、細菌などを処理してくれますが、免疫力が低下します。

 

いつも書いていきますが、好中球/リンパ球の比が、2から3になることが大切です。

この比が高いと交感神経の緊張が続いているということになります。

 

血液検査で、これらのことがわかりますので、深読みをして、がん細胞を撤退してもらいましよう、