【がん】 やはり寛解する子は、アルカリ化をしています #がん #アルカリ化 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解中にいちごちゃん

 

私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。

 

同じように治療をしても、治る子とそうじゃない子がいます。

いろいろと理由があるのでしょうが、ひとつはアルカリ化ができない子は、寛解が難しいですね。

 

●アルカリ化の治療とは?

□ 毎日 尿のPHを測定する

□ アルカリ化しやすい食事にする(魚のたんぱく質のフードに変えるなど)

□ サプリメント療法

□ 高濃度ビタミンンC

□ 重曹療法

 

などをします。

もちろん、これだけではなく平行して他のかん治療もします。

 

●飼い主さんのできること

□ 毎日、尿のPHの測定

□ 食事管理

 

私たちは、体のアルカリ化をご提案できますが、毎日、見ている飼い主さんが、尿のアルカリ化に気を配っていただかないと、なかなか寛解、完治に持っていくのは難しいですね。