【がん】 活性酸素を減らす治療を 高濃度ビタミンC点滴#扁平上皮がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解中のいちごちゃん

 

がんの子を多く診察しています。

酸化や炎症を押さえないとがん細胞は、なかなか撤退してくれません。

具体的に説明しますと。

 

●酸化、炎症とは?

血液検査でわかります。

・CRP

・SAA

・N/L比

・尿のPH

 

を見れば、推測できます。

 

●私たちは、高濃度ビタミンC点滴も併用

 

ビタミンCは化学的には電子給与体なので、プロトンが存在するところに電子を与えます。

プロトンが存在するところは、酸性でありそこには炎症反応があります。そのため、高濃度ビタミンCは抗酸化作用があります。

 

扁平上皮がんの子は、転移などをしましたが、高濃度ビタミンC点滴をして炎症を押さ込みました。