【がん】がんワクチンとは? #がん #がんワクチン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

『はたらく細胞』登場人物・キャラクターを一覧にしてみた!より

『はたらく細胞』登場人物・キャラクターを一覧にしてみた! | MARVEOL♥️ (xn--wdkj4byd.com)

 

がんの治療法はいろいろとあります。

がんは自分の細胞が変異したものです。

 

体の中には、がん細胞を貪食してくれる、キラー細胞(リンパ球の一部)が本来備わっています。

キラー細胞には、主に細胞傷害性Tリンパ球(CTL)とナチュラルキラー細胞(NK)があります。しかし、がん細胞は正常細胞と非常に性質が似通っているため、通常、キラー細胞はがん細胞をすばやく殺せるほどには活性化されていません。

 

【がんワクチン療法とは】

がんワクチン療法は、体内に刺激を与えることによってキラー細胞を活性化し、体内のがん細胞を殺すように誘導する治療法です。「自家がんワクチン」では、この刺激剤として自分のがん組織を使います。

 

これが体内のリンパ球のキラー細胞群を活性化し増殖させる働きをします。キラー細胞は、普段はウイルス感染細胞や傷ついた細胞を殺し、体内からクリーンアップする役割を担っています。その重要な役割の一部が、がん細胞を殺す作用なのです。

 

このような治療法もあります。

ただし手術して、腫瘍を保存しておくことが必要です。