【がん】メラノーマで1年半以上寛解が続いているワンコさま #メラノーマ#がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

先日、他府県のメラノーマのワンコさまの飼い主から問い合わせがありました。

 

そのワンコさまは、口腔内にメラノーマができて、手術をしたのだけれど、転移しやすいからどうしたらいいか、というものでした。

 

私たちが、治療しているワンコさまは、2次診療で手術をしてもらい、その後の治療をしています。

 

1年半以上が過ぎましたが、いまのところは元気にしています。

 

【私たちの治療】

・丸山ワクチン

・食事療法

・重曹療法

・紅豆茶の噴霧

・ミサトール

・パラディア

 

好中球/リンパ球の比が2から3以上になると、以下の治療

・高濃度ビタミンンC点滴

・光の免疫療法

 

などをしながら、

・CRP

・好中球/リンパ球の比

 

を2週間か3週間に1度血液検査をして、炎症反応を見ています。

 

私たちの動物病院は、がんは炎症反応だと考えていますので、炎症が少ない体作りを目指しながら治療をしています。