【食事療法】がんの子でないとこんなに血液検査や尿検査が正常 #がん#アルカリ性 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃん

 

私たちの動物病院は、がんの子は、食事療法もしています。

がんを治療するにあたって、なぜ、がんになるのかをお話しながらやっています。

 

たとえば、尿のpHを7.5以上のアルカリ性にする

それ以外にも好中球/リンパ球の比が2から3になる。

 

 

などです。

 

うちの動物病院でがん治療を熱心にした人は、尿検査や血液検査の重要性をよく理解しています。

 

がんでない子の尿検査や血液検査は、本当に正常値なのです。

 

先日、がんの子でない尿検査をしたら、尿のpHが8ですぐにアルカリ性になるのです、とおっしゃっていました。

他の飼い主さんもがんになっていない子は、好中球/リンパ球の比がいつでも2ぐらいだということも。

 

血液検査や尿検査を見れば、がんになりやすい体質がどうかわかりますね。