【免疫】ビタミンDで正常な免疫システムを #リンパ球#免疫#ビタミンD | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

ビタミンDは、Caと関係があることは知られています。

 

今日は、ビタミンDと免疫システムの関係の話をします。

 

私たちは、免疫力が正常に働いてもらうために、好中球/リンパ球の比を2から3にしています。

しかし、なかにはリンパ球がリンパ腫でもないのに、多い子がいます。

もちろん、免疫抑制剤のアポキルやシクロスポリンなどを内服すると、リンパ球が減るのはわかっています。

しかし、何も臨床の症状がないのに、このような強い薬を使うのはこわいので、ビタミンDを投与するのもいいかもしれません。

 

【免疫システムにおけるビタミンD】

 ビタミンDは免疫システムの正常な機能をサポートします。十分なビタミンDがあると、免疫細胞の活性化や炎症の調節に役立ち、感染症や自己免疫疾患のリスクを低減する可能性があります。

 

病気になる前から、好中球/リンパ球の比を2から3にしておきましょう。