再生医療 猫の口腔内トラブル(抜歯もした)の症例1 #口内炎#再生医療 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

ワンコさまの口腔内トラブルより、猫さまの口腔内トラブルは多いです。

 

●なぜ、猫さまの口腔内トラブルが多いのか?

 

猫さまは、

・FIV

・FeLV

・猫カリシウイルス感染症

 

を持っている子が多いので、口腔内トラブルがなかなか完治しないのです。

上記の疾患は、原因はウイルスなので抗生剤が効かないので、もう何もやることがないといわれるのです。

 

●猫さまの口腔内トラブルの治療法

 

一般的には

・ステロイド剤

・痛み止め

・抗生剤

・インターキャット

・抜歯

 

 

私たちは、上記のこと以外に以下のこともします。

・丸山ワクチン

・インターキャット

・幹細胞培養上清液

 

などをすると、すぐに完治するわけではないですが、食欲も出てきています。

 

猫さまのがんではない、口腔内トラブルの子で、幹細胞培養上清液という選択肢がひとつ増えました。