再生医療 体の中に金属を入れる手術をしたけれど、傷口がすっきりしないときどうする? #再生医療 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

私たちの動物病院では、再生医療をしています。

再生医療でもいろいろな種類がありますが、そのなかで、幹細胞培養上清液の治療をしています。

 

幹細胞培養上清液には、以下のような種類があります。

・歯髄

・脂肪

・臍帯

 

そのなかでも臍帯をつかっています。

 

猫さまで、心臓にペースメーカーが入っている子がいます。手術はうまくいったけれど、傷口がすっきりしなくてずっと服を着ている子がいます。

その子に、幹細胞培養上清液のなかの臍帯を使って治療をはじめました。

 

すると、まだ、完治はしていませんが、ずいぶんよくなっています。

 

基礎疾患を持っている子で、傷口が治りにくい子には、他にも幹細胞培養上清液を使いましたが、完治しました。

 

新しい治療ですが、このように使うこともできます。