私たちの動物病院では、がんの治療には食事療法を並行してやっています。
それは、がんになりやい子は、体ががん細胞に負けているからです。
がんの治療をするには、まず「がんに負けない体作り」です。
今日は、なぜ繊維が入っていないジュースががんの子にはいいのか？を考えていきましょう。
●なぜ繊維が入っていないジュースががんの子にはいいのか？
がんの子には、なるべく低速ジューサー（コールドプレズジューサー）でニンジンやリンゴのジュースを作ってもらっています。
・猫さまやワンコさまは、肉食なので野菜の中の栄養素を吸収しにくい。
・病気の子は、食欲不振になり、繊維質を入れるとすぐに満腹になってしまう。
・ジュースにすると効率よくカロリーを取ることができて、体重の減少を予防できます。
●分子栄養学
血液検査で、電解質を測定するとカリウムの量が少ない子が多いです。
そのような場合は、低速ジューサーを使うとより吸収しやすくなります。