移行上皮がん寛解しなくてもがんと生きてQOLを保つには? #がん#食事療法#丸山ワクチン#抗炎症 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して4年のいちごちゃん

 

私たちの動物病院には、膀胱の移行上皮がんのもふもふちゃんがいます。

去年に2月から来院されています。

膀胱から肺にも転移していますが、オシッコもちゃんと出て、咳をすることもほとんどありません。

少し食欲が落ちていますが、しっかり歩いています。

 

●私たちの治療方法

・丸山ワクチン

・食事療法

・光の免疫療法

・高濃度ビタミンC点滴

・アルカリ化のサプリメント

・紅豆杉茶の噴霧

・漢方薬

・分子標的薬

 

 

などをしながら、QOLを保っています。

膀胱の移行上皮がんが、それほど増殖することもなく、排尿もしっかりあります。

 

 

●飼い主さんのできること

 

がんを寛解できなくても、抗炎症作用の治療をして、食事療法でアルカリ化をすると、QOLを保ちながら、生きている子もいます。