なぜ、食事療法をするのか? #食事療法#和田洋巳先生 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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他の動物病院があまりしていないのに、なぜ、私たちの動物病院は食事療法をするのか? を話します、

 

長い間、臨床をしていて「がんを治したい」という思いが強くなりました。

それで、獣医師の学会や人の医学の勉強会に聴講しました。

 

医学界は、獣医師でもOKというところは少なかったです。

しかし、和田洋巳先生は、すんなりと私でも「がんと炎症 代謝研究会」に参加させてくださいました。

 

和田先生は、京大時代は呼吸外科の教授で主に肺がんの手術をしていました。

 

和田先生は

「私はAさんのお元気そうな様子を目の当たりにして驚きました。Aさんの肺がんは、体のあちこちに転移して、手術不能と診断された末期の患者さんだったからです。(略)失礼ながら、私は「Aさんは、もうとっくにお亡くなりになっている」と思い込んでいました」と書かれています。

 

そんなAさんは、食事療法、つまり食事を変えることでこのようになられたそうです。

 

そんな経験から、和田先生は食事療法について研究されるようになったのです。

 

私もがん臨床をしていまして、やはり食事療法をしないと治療の効果が少ないです。

食事は、大切ですね。