■がん リンパ腫のもふもふちゃんはステロイド剤を使うが注意点とは? #リンパ腫#ステロイド剤 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき4年になるいちごちゃん

 

リンパ腫の子は、ステロイド剤を使うことが多いです。

ステロイド剤について考えましょう。

 

 

■ステロイド剤を使うとどんな副作用があるのでしょうか?

・食欲旺盛になる

・多飲多尿になる

・肝臓が悪くなりやすい

・糖尿病になりやすい

 

上記の症状が出ます。

 

ステロイド剤を飲んでいるから仕方がないというわけではなく、症状を緩和しながらがんの治療をしてもらいましょう。

 

がんが落ちついても肝臓が悪くなり、命のかかわることがあります。

 

がんの治療は、どうしても局所だけをみがちですが、全体を見て治療をしてもらいましょう。

がんは、「炎症反応」で「木だけ見ないで森を見て治療してもらいまいしょうね。