■がん 栄養療法 貧血の子の栄養素 葉酸をあげていますか? #がん#貧血#葉酸 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき4年になるいちごちゃん

 

がんのもふもふちゃんは、がん細胞が新生血管を作るので、貧血になりやすいです。

がんの治療をしながら、栄養療法をすることは、大切です。

 

栄養療法の観点から、今日は葉酸について。

●葉酸とは、

・水溶性ビタミン

・ビタミンB群

食事からもしっかり摂ることが大切です。

 

 

●葉酸を多く含む食品

・. モロヘイヤ

生で100gあたり250μg、茹でた場合は67μgの葉酸を含んでいます。

 

・. 枝豆

枝豆は、茹でた状態でも100g中に260μgの葉酸を含んでいます

 

3・ ほうれん草

ほうれん草は、葉酸を摂取できる野菜として代表的な食材で、生で100gあたり210μg、茹でても100gあたり110μgの葉酸を含んでいます。鉄分やβカロテンも豊富です。

 

・. ブロッコリー(花序)

ブロッコリーは、茹でても100gあたり120μgの葉酸が含まれています。焼いた場合は100gあたり450μgもの葉酸を含んでいます。

 

・. かぼちゃ

茹でたかぼちゃには100gあたり75μgの葉酸が含まれていています。

 

・. 納豆

納豆は1パックで約60μg(100g中120μg)の葉酸を摂取することができます。鉄分やカルシウムも含まれています。

 

・. 卵黄

鶏卵の場合、生の卵黄は100gあたり150μg、茹でた卵黄で100gあたり140μgの葉酸を含んでいます。Mサイズの卵1個の卵黄は約20gほどなので、卵だけで多くの葉酸を摂取するのは難しいですが、卵は様々な料理に取り入れやすく日々の食生活で摂取しやすいですね。

 

上記のような食材を与えて、貧血を防ぎましょう。

 

がん細胞を叩いていると、体が低栄養になります。

栄養療法という学問があります。その知識を持ってがん治療をすることは大切です。