■がん やはりミサトールにはアルカリ化に必須! #がん #ミサトール | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫でもうじき4年、寛解しているいちごちゃん

 

私たちは、がんの子を多く診察しています。

長いこと治療していると、治ること、なかなかうまいことが分かれてきます。

 

そのひとつは、ミサトールです。

ミサトールの回しものではないですが、ミサトールをしっかり内服して、それで尿のpHを8にしている子の成績は、おしなべて治療成績がいいです。

 

●ミサトールとは?

 

梅由来のオレアノール酸、ウルソール酸には効果があります。

ミサトールを内服することで、尿がアルカリ化しますが、それ以外にも以下の作用があります。

・抗腫瘍作用

・抗炎症作用

・肝庇護作用

 

などです。

 

梅のエキスなので、副作用がほとんどないところがいいですね。

飲ませないにくいので、カプセルに入れる、サツマイモと混ぜるなどして飲まされている方が多いです。

 

注意;ネットで売っているミサトールは、砂糖が入っているものが多いですので、材料をよく見てくださいね。

以下のようなものが入っている場合は、避けた方がいいです。

還元水飴、水飴、 チキンエキス、梅エキス、環状オリゴ糖