■がん メラノーマを再発させない方法のひとつ #メラノーマ#再発#丸山ワクチン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が3年半以上寛解しているいちごちゃん

 

私たちの動物病院には、メラノーマの子を多く治療をしています。

 

手術して、もうこれ以上できないというワンコさまがいます。

 

2次診療で手術しましたが、その後の治療はなかったので、当院に来院。

 

●私たちの治療

・丸山ワクチン

・食事療法

 

このもふもふちゃんは、もうじき手術して1年がきます。

毎月、血液検査をしています。

しかし、以下のような状態に。

・CRPが、基準値の一番上

・N/L比 (好中球/リンパ球の比)が、4までなりました。(通常は2から3の間)

 

もちろん、一般状態が元気で、患部が腫れてきているわけではありません。

しかし、血液検査の結果が炎症反応に動きだし傾向があれば、はやめに芽を摘んでおかないといけせん。

 

がんの場合は、様子を見ると治療より、怪しいものは早めに芽を摘んでおくほうがいいと考えています。

飼い主さんと話しあい、以下の治療を考えています。

・高濃度ビタミC点滴

・光免疫誘導療法

・分子標的薬

 

などです。

血液検査を覗き込んで、がん細胞が再発しないようにしています。