■食事療法 小豆(あずき)を使ってみよう! #サポニン#ビタミンB#ポリフェノール | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

私たちは、がんの治療のひとつとして、食事療法もしています。

 

タンパク質は魚か植物性のものにしてもらっています。

今日は、豆である小豆についてお話をします。

 

小豆といえば、和菓子でいただくイメージが強いのですが、実は食材として使ってもいいのです。

 

●小豆の栄養素

 

・食物繊維(ごぼうの3倍)

・ビタミンB1

・ビタミンB2

・ポリフェノール(赤ワインの1.5倍、豆類の中でも特に含有量が多い)

・サポニン

・亜鉛

・カリウム(アボカドの2倍)

・鉄分

・アントシアニン

・タンパク質(大豆の2/3もの量のたんぱく質を含んでいます。)

 

●サポニン

利尿作用がありますし、抗酸化作用もあります。

 

●ポリフェノール

抗酸化作用

 

●ビタミンB群

疲労回復

 

●食物繊維

便秘解消をして、腸内環境を整えてくれます。

 

●アントシアニン

血液をサラサラにしてくれます。

 

注意点、もふもふちゃんの血液検査で電解質のチェックして、カリウムの多い子は控えた方がいいですね。

 

●調理の仕方

 

・小豆がゆ

・小豆茶

 

命のスープに入れるのもいいですね。