■がん がん治療は進化しています。寛解する子の共通点とは?#がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が3年半以上寛解しているいちごちゃん

 

私たちは、がんの治療を多くしています。

全部の子たちを寛解に持っていけるわけではありませんが、以前に比べて劇的寛解する子が多くいます。

 

寛解した子とそうじゃない子の差は、ひとつは食事です。

いままで、食べたものを全て変えってもらった子は、寛解している子が多いです。

「うちの子、なんでも食べないのよ」といわれる飼い主さんのところは、治療の反応が出にくいですね。

 

●なぜ、食事を変えないといけないのか?

なぜ、がんになるかはよくわかっていませんが、ひとつは食事に原因があると考えて治療をしています。

がんが生息しにくい環境に変える必要があるからです。

 

●免疫力の誘導の治療

私たちは、白血球のリンパ球のなかの免疫細胞の力も借りて治療をしています。

そのためには、リンパ球たちが働きやすい環境にするために、アルカリ化するサプリメントなどを与えています。

 

好きなものをあげることも大切ですが、もふもふちゃんの体によいものはなにかを考えてあげてくださいね。