■がん 雲南紅豆杉の使い方は? #がん#鼻腔内リンパ腫が | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が3年以上、寛解しているいちごちゃん

私たちは、がんのもふもふちゃんに雲南紅豆杉茶を使って治療をしています。

 
読者から、
●錠剤でもいいですか?と質問をいただきました。
 
そのために、錠剤は雲南紅豆杉以外のものも含まれているので、注意してください。
以下は、ある雲南紅豆杉の成分です。

雲南紅豆杉エキス、セルロース、甘味料(キシリトール)、トレハロース、リン酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム
 
問題になるのは、キシリトールです。
猫さまは、よくわかっていませんが、ワンコさまは、キシリトールで低血糖を起こす可能性があるからです。
 
●雲南紅豆杉茶の容量
雲南紅豆杉茶もいろいろな種類があります。
大学などでしっかり研究されているものを使いましょう。
 
人の場合は、5g入りのものを1日に飲み切ります。
もふもふちゃんの場合は、体重換算をしてしっかり内服、噴霧してあげてください。
 
●噴霧した方がいい?
私たちの病院では、肺、心臓、口腔内、鼻腔、眼窩、頭などの子は、噴霧をおすすめしています。
それ以外の子も噴霧して鼻から肺に行くと、血管に行くので全身に効果があります。
 
どんな雲南紅豆杉がいいのかわからないときは、代替療法をしている獣医師にお尋ねください。