■がん 抗酸化作用の治療をしてもらう #がん#酸化#炎症 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん

 

がんの子を多く治療しています。

うまく治療が行くこと、そうでない子がいます。

そのひとつは、体が酸化していない、炎症反応がなりなどになります。

 

●体が酸化しているとは?

・尿のPHが酸性

 

●炎症しているとは?

・犬はCRPが高い

・猫はSAAが高い

・N/L比が、2から3ではなくそれ以上ある

 

などです。

それらの反応がある子は、がん治療がスーズにいかないので、抗酸化作用のある治療をします。

 

●抗酸化作用の治療とは?

・食事療法

・重曹療法

・サプリメント療法

・高濃度ビタミンC点滴

 

などがあります。

どのようにするか? はその子の血液検査、体調、尿検査などを見て決めています。