■がん 「食物・栄養・運動とがん予防」(世界がん研究基金・米国がん研究協会 2007年) | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

人の話ですが、アメリカでは、すでに1960年代に国民の栄養状態と病気の関係が問題となり、食生活について研究する委員会が上院議会で設置されています。

 

食べ物と病気は大きく関係しているわけです。

 

上の写真が、「食物・栄養・運動とがん予防」(世界がん研究基金・米国がん研究協会 2007年)推奨事項です。これは、人用なので、もふもふちゃん用に考えると以下のようになります。

 

1、肥満にさせない

2、適当な運動をする

3、高カロリー食品や控えて、甘いものをやめる

4、野菜や果物を与える、穀物は未精製のものを使う

5、豚肉、牛肉などの赤い色をした肉を控え、ハム、ソーセージなどの加工肉を食べない

6、サプリメントはなるべく取らず、食べ物から取るようにしましょう。

7、がんの治療を受けた人は、専門家による栄養指導を受ける

 

などになります。

 

食生活だけを改善しただけで、がんが寛解するわけではないですが、予防をすることができると思います。それと、食事を変えていただくと、がん治療が寛解しやすくなります。

 

参考文献