■がん 山中伸弥先生の講義 iPS細胞のがん治療 #免疫細胞#iPS細胞 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 
昨日、山中伸弥先生の講義を聞いてきました。
 
お話、お上手ですね。生まれも育ちも大阪人なので、ボケと突っ込みも入れてくださりユーモアが一杯でした。
 
ノーベル賞を取られて、マラソンもされて、そして、お話もうまい。
 
凄い人もいるものだと遠くから眺めていました。
 
 
私たちの治療である「がん治療」もiPS細胞を使う時代がすぐそこに来ているようですね。
 
『免疫細胞の中のがん細胞を食べてくれるものだけをiPS細胞で増やす』というものでした。
 
年齢と共に、免疫細胞も活性も弱くなるのですが、そえをフレッシュな免疫細胞に変えるというものです。
肥満細胞腫を抗がん剤を使わず寛解に持ち込めたのは、何を隠そう、免疫細胞のおかげです。免疫細胞が、がん細胞を出来ていることを認識して食べてくれたのですからね。
 
昨日、飼い主さん(抗がん剤を使わずがん治療をしている)と話していました。
「がん治療で、抗がん剤を使わず寛解するって知らないでしょうね」
と。
 
免疫細胞は、そう簡単に働いてくれませんが、やはりもふもふちゃんに副作用が少ないのは、正常に免疫細胞に働いてもらうことなのでしょうね。
 
医学の研究には、お金がかかるので寄付の必要性をおっしゃっていました。
 
0120 80 8748
      (ハシレ ヤマナカシンヤ と覚えるそうです。)
 
優秀な人のおかげで、もふもふちゃんの病気になっていくのですね。