■食事療法 やっぱり肉をあげたい ジビエ料理 イノシシ #イノシシ | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

猫さまは肉食で、ワンコさまも基本肉食なので

 

 

やはり飼い主さんは肉をあげたいという願いがあるわけです。以下にも書きました。

 

私は初診のときに、

「何を食べさせていますか?」と尋ねます。

*食事

*トリーツ

 

なども含めて、全てです。

*がん

*慢性腸炎(IBD)

*難治性皮膚病

 

食事療法をしないと治らないと考えているからです。

 

カラダは食べたもので出来ているのです。

 

肉を食べさせてあげたい人は、ジビエ料理というのは、いかがでしょうか?

 

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。

その昔フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができるような、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでした。

 

自然の中で生活している天然の肉は

*脂肪が少ない
*栄養価も高い
*コーンなどを食べていない
 
などです。
イノシシの肉などもジビエ料理になりあすね。
 
イノシシ肉が使用されたドッグフードは、実はそんなに多くありません。
鹿肉と比べると少ないですが、探すとあるようです。
 
日本では11月15日~2月15日まで狩猟が解禁となるので、この時期にジビエのシーズンが始まります。この時期にジビエの食材を与えるのもいいですね。
 
家畜と違って安全面で問題があるところもあるので、農林水産省の指導に沿った、しっかりとした施設で製造されたものを選ぶようにしましょう。
 
肉を食べるということは、どのようなものを食べて育ったかも知ることです。
よろしくお願いいたします。