食事療法をされているけれど、寛解に持っていけていない人に試していただきたいひとつが松の実です。
中国の料理で使われるイメージが強いかもしれませんが、松の実を使う洋食として知られているものではバジル・ニンニク・オリーブオイル・松の実で作るジェノベーゼソースがあります。
私の好きなイタリア料理の一品です。
松の実は英語ではPine nutやPine seedといいます。
松に出来る松ぼっくりの中に入っている茶色い種子です。
薬膳的には、松の実には
*体を温める
*気を補う
*肌を潤す
*内臓機能を調節
*脳を活性化する
といわれています。
ゴマやクルミと同じ作用もありますね。
脂質は高カロリーなので摂り過ぎには注意しなければなりません。
ひとつ粒とふたつ粒程度でいいですね。
●松の実の成分
*鉄分
*亜鉛
*マグネシウムなどのミネラルが豊富
*ビタミンE
*ビタミンB群
*松の実特有のピノレン酸(P-リノレン酸)などの不飽和脂肪酸の含有が多いため適量であれば肥満や生活習慣病の原因となる可能性は低い
ピノレン酸はγ-リノレン酸の異性体でありオメガ6(n-6)系脂肪酸に分類されている成分ですが、
*リノール酸を痒みなどの炎症の原因物質に変化させる酵素の活性を抑制
*炎症物質となるのを防ぐ働きがあるのではないかと考えられています。
*アレルギー・炎症・発熱などの炎症を抑制する
(飼い主さんにすること)
*食事にひとつ粒かふたつ粒混ぜる。
東洋知恵と組み合わせて、食事療法をしてあげましようね。