■栄養療法 手作り食の落とし穴! #塩分#岩塩 #天然塩 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

北海道で6年間の学生生活を送りました。

今朝、そのときにお世話になったおばさんと電話していました。

「暑いけれど、ますみさん、大丈夫です」

「はいなんとか」

「水分不足はいけないんので、梅干しを食べながら水分補給はしているんだけれどね」

とおばさんは、いわれました。

このおばさん、93歳になりました。ひと暮らしで、ひとりで交通機関を使って、札幌で買い物に時々、いかれます。

 

本当に頭もしっかりして、自分で料理をされて食べられています。

 

夏には、

1、水分補給

2、塩分が大切で。

3、梅はアルカル性食

 

ということをよくご存知で、やはり元気で長生きさる方は、「おばあちゃんの知恵袋」的な引き出しをたくさんお持ちだと、感心しました。

そこで、今日のテーマは塩分!

 

ペットフードを食べている子は、塩分不足になることはないですが、手作り食のもふもふちゃんが、塩分不足になるので、注意してくださいね。

 

(何故、手作り食で塩分不足になるか?)

1、ササミだけをあげている

2、サーモンだけをあげている。

3、肉の切り身だけをあげている。

 

などです。

(どうやったら、塩分不足にがわかるか?)

1、血液検査で電解質を測定

 

(飼い主さんのすること)

 

 

 

↑こんな風に小魚をさっとボイルして、煮汁も小魚も全部、あげます。

 

 

 

1、小魚をホールであげる。

  そうすることで、血の成分である塩分を取ることが出来る。

2、血液検査で塩分が不足の場合は、自然の塩分を与える。岩塩や天然塩を。そうすることで、他のミネラルも取れるからです。

 

手作り食をされている人は、専門医のしっかり見てもらってくださいね。