⬛️シニア 床ずれ難民にならないためにすべきこと!#褥瘡#銀イオン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。



遠方の飼い主さんから、床ずれになってしまった。どうしよましようか?

という問い合わせをいただきました。

このもふもふちゃんは、
1.17歳。
2.中型犬
3.自分では、立てなくなっている

このような症状でした。

飼い主さんからすれば、こんなに大切に飼って長生きしてもらったのに、床ずれになられたら、心配で仕方ないし、心を痛められていることでしようね。
(方向性が、正しいければ、床ずれは完治しますので、コツコツやっていきましよね。)

獣医の所に連れていっても治る気配がなく、暗くなる一方です。

(何故、床ずれになるか)
1.動けなくなるので、血行障害になっています。
2,分子栄養学的によくない状態になっている。

などの理由からなります。

(治療)
1.血液検査から、足りない栄養素を見つけて、補う。
2.抗生剤
3.私たちは、レーザー治療もします。
4.患部の洗浄
    消毒薬は、つかわない。
5.オゾン化オイル
6.血行を促進する軟骨
7.銀イオン

(自宅のケア)
1.6時間ごとに、立たせて血行をよくする
2.綺麗な水道水で洗浄
3.オゾン化オイル、軟骨、銀イオンを塗布。

(何故、消毒薬は、ダメか?)
1.消毒後、異物としてカラダに残る。
2.1を排泄させようとするとカラダにたいへんなエネルギーが入り、治癒に時間がかかる。

このような理由から、ひたすら洗ってくださいね、

カラダの完治の方向性に持って行くと、もふもふちゃんの自然治癒力で、治っていきます。

飼い主さんの科学的な知識で、もふもふちゃんは快適な生活が出来ます。