■免疫 化膿がなかなか治らない。#自然免疫誘導#大腸菌死菌 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

↑ステロイド剤の入っていない方。

 

皮膚病の治療として、化膿している部分が治らないと、抗生剤を使います。

それでも治らないと、化膿の部分の薬の感受性試験をして、薬を選んぶというのが、スタンダードな治療法です。

 

私たちの病院では、自然免疫誘導という考えを取り入れています。

 

カラダは、菌が入ってくると、免疫系をしっかり働かせないないと思いうのです。

 

丸山ワクチンは、

結核菌もヒト型結核菌から抽出されたリポアラビノマンナンという多糖体と核酸、脂質。

 

ポステリザン軟膏は、(ヒトでは、肛門の薬として使われています。)

大腸菌死菌浮遊液 0.163mL
(大腸菌死菌 約2.59億個含有)
が入っています。

このように死菌や菌の代謝物が入ると、カラダは自然免疫系がよく働いて化膿した部分が治りやすくなります。

 

そんな生体内の力を使って、私たちは化膿した部分を治しています。

 

高価な抗生剤より、カラダに負担の少ない治療法です。耐性菌も出来ないです。