欧米の文化や医学が進んでいて、欧米のトレントをそのまま持ち込めば、いいという考え方があります。
獣医師は、チワワ(メキシコ産)、プードル(フランス産)、ダックスフンド(ドイツ産)、柴犬(日本産)、ノルウェージャンフェレストキャット(ノルウェー産)などの世界のワンコさまや猫さまを診察しているわけです。
ということは、
1、欧米系の種と日本系の種は体質が違う。
2、日本系は、島国なのであまりいろんな種類と混じっていない。
ことを考慮すべきなのですね。
『欧米人とはこんなに違った日本人の体質』 奥田昌子著 に以下のことが書いてあります。
人の体質は、遺伝子によって決まり、基本的には一生変わらない部分と、生活習慣やストレス、食生活や運動などの環境要因によって変わる部分がからみあってできています。日本人と欧米人は異なる遺伝子を受け継ぎ、異なる環境要因のもとで生きてきました。こうして作られた日本人の体質は当然ながら欧米人の体質と違います。体質が違えば、病気のなりやすさや発病のしかたが変わり、そうなると日頃の健康法や病気の予防法、そして治療法も同じというわけにはきません。
米国にはさまざまな国から移民を受け入れてきた歴史があるため、それぞれの人種の最善の医療を提供するために人種差医療という考え方があります。
つまりこれを猫さまやわんこさまに当てはめると、
1、日本系の種と欧米系の種は、食べるものを変えた方がいい。
たとえば、タンパク質
1、日本系 魚系
2、欧米系 牛、鳥、豚など
たとえば、炭水化物
1、日本系 米
2、欧米系 ジャガイモ
私は血統差医療という考え方で治療をしています。
愛犬・愛猫がどこの出身かということを考えておくことが大切ですね。