■栄養医学 がんに梅肉エキス #がん #梅肉エキス | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

昔から梅はカラダにいいといわれてきました。

この梅の「梅肉エキス」ががんにもいいといれています。

 

(梅肉エキスとは)

青梅の種を取った部分を、長時間煮詰めるてつくるものです。

1kgから20gしか出来ない貴重なものです。

 

梅肉エキスは何故黒いか?

 

 青梅のしぼり汁だけを長時間煮つめて濃縮してつくったもの。
 梅肉エキスが黒くなるのは、メイラード反応と呼ばれる化学反応によるものです。

メイラード反応は
梅の果汁に含まれる糖 + アミノ酸  結びつくことで起こります。
 

メイラード反応が進むと、メラノイジンに。

この メラノイジン が強力な抗酸化作用をもっており、活性酸素を消去する。

 

(梅肉エキスのがんに対いする作用)


1、抗酸化作用(ムメフラール)
生きている誰でも酸化しています。酸化するということです。
個人差はありますが、加齢と共に酸化していきます。
梅肉エキスのムメフラールが、抗酸化作用があります。


2、マクロファージの活性化

免疫システムには、T細胞、B細胞、NK細胞、マクロファージなどの免疫細胞があり、これらの免疫細胞が協力して、病原体の侵入から体を守ってくれます。

 

その中のマクロファージを活性して、体内の老廃物やがんを食べてくれます。

 


(量は)
人では、1日3g

猫さま ワンコさまの5キロ程度の子の量
1日 0,3g つまようじの先に2本付けた程度
で。

(与え方)
苦いので、それだけを与えてもなかなか食べてくれないので、a/dに混ぜて与えています。