■ネコ 『軟便難民』を作った獣医界18 トリコモーナス | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

「軟便難民」だったシアンちゃん(いまは、毎日、コロコロウンチ)

1、炭水化物不耐性

2、コロナウイルス(+)

3、トリコモーナス(+)

 

でした。

 

フードとサプリメントでほぼよくなっていましたが、

コロナウイルスとトリコモーナスを持っていたので、たまに下痢などをして、近医に行ってもらっていました。

 

シアンちゃんの近医で、トリコモーナスの薬(フラジール)をいただいていました。でも、はっきりしないので、冬虫夏草と有機ゲルマニウムの入っているサプリメントを処方。

 

 

それから、調子がよく、近医で糞便検査の結果、トリコモーナスがいなくなっていました。

(結論)

1、フードを炭水化物フリーのものに。

2、ラクトフェリン

3、ビタミンD

4、冬虫夏草と有機ゲルマニウム。

 

 ゲルマニウムは、抗ウイルス作用があるので。

 

「軟便難民」の猫さまもフードを変える、そしてそれ以外のアプローチで、コロコロウンチに変わることもあります。

 

「軟便」「血便」は、体質ではなく改善さることが多いです。

いい腸内細菌叢を作ることは、病気になりにくいカラダを作ることになります。