本日は出先から直に帰宅したため、早く帰ることができました。
今までなら、夕方出先へ行ったら「飲み会」となるのですが、新型コロナの影響で打ち合わせが終わったら、そのまま帰れます。この点に限ってはラッキーです。
ところで、今回は船の話ではありません。
この状況にもかかわらず、私の所属している会社から「賞与」なるものがいただけました。この機会に少しは自分にご褒美を、という事で「古書」を買ってしまいました。
今回購入したのは、「日本近世造船史 明治時代」と「日本近世造船史 大正時代」の2冊です。
これらの書籍は、一連の「明治百年史叢書」のシリーズとして、昭和40年代後半に原書房より出版されたものです。
以前購入していた同じシリーズの「昭和造船史第1巻」「同第2巻」の2冊の計4冊を並べてみました。
これらの書籍には、それぞれ艦船の図面集が付録として存在しています。ですが、この図面集の方が人気があるらしく、昭和造船史の付録である「日本海軍艦艇図面集」は、単独で数万円します。
私はこの図面集にはあまり興味がなく、「日本近世造船史」の方は「国立国会図書館デジタルコレクション」でも見ることができるので、本編のみのものを探します。
実は「日本近世造船史」は本編も「国立国会図書館デジタルコレクション」で見ることができます。しかし、私は昔の人間なので論説文などは文章は活字で読みたい!
以前、デジタルコレクションのPDFファイルも印刷してみましたが、文字が潰れて読みにくいので「日本の古本屋」でできるだけ安価な商品を探しての購入でした。
ちなみに、「日本近世造船史 明治時代」と「昭和造船史第2巻」は図書館の廃棄本だったようで、蔵書印が押されていました。
なお、「日本近世造船史」はいずれも復刻版であり、「明治時代」は明治44年1月、「大正時代」は昭和10年12月に初版が発行されています。
これら書籍には、帝国海軍や海上自衛隊の艦艇に関する記述が多く、また民間船舶や造船所に関してもかなり詳しく記述されているので、幕末から昭和40年代までの「造船」からみた船舶について体系的に調べることができます。
「日本近世造船史 明治時代」の写真(又は絵)ページ
「日本近世造船史 明治時代」のページ
「日本近世造船史 大正時代」のページ
「昭和造船史 第1巻」のページ
以前にも書きましたが、「昭和造船史 第1巻」の艦艇要目表は、他の艦艇本の要目表に多数引用されているもので、資料性は高いです。
これらの書籍はせっかく購入したので、時間をかけて読み進めたいと思います。しかし、「明治時代」だけでも900ページ超、それも文語体で漢字は旧字体…。頑張って読んでみます。