雨の天気予報だが、南風が吹く予報なので西面に行って来た。
南風の場合、荒れることが多い。
朝暗い時に入るポイントは海がよく見えないこともあり、あまり荒れないところにした。
しかし、それが失敗で、逆にそこは波をかわしすぎていて、もう少し波が欲しい。
明るくなって少し風が出て来て、水面が波立ち始めたが時すでに遅しって感じでノーバイトで朝マズメは終了。
車に戻り、移動しながら車窓からあちこちのポイントを見て回るが、3月の後半にもなるとヒラスズキ狙いのいわゆる【ヒラ氏)】がチラホラ見られる。
『みんながんばれ〜』
それで、海の状況から夕まずめに入るポイントを決めて、少し昼寝。
夕方、狙っていたポイントに行くと対岸にヒラ氏が居るが、こちら側の反対の岬付近の青物ポイントで固定砲台になるつもりの私には、対岸のヒラ氏の動向はあまり関係ない。
が、『ヒラ、釣れているのかしら?』
と気になりはする、笑
この状況じゃ、ヒラスズキは厳しくない?
危ないことはしないでね。
でも、今日は自分はヒラに浮気せず青物狙ってポッパーとかダイペンを投げる。
ん〜、正直言って荒れ過ぎなんだよね。
ヒラはこういう時、付き場がバラけて釣り辛いと思う。
だから、消去法的にヒラやらずに青物狙ってるんだよね。
手前の洗濯機の中みたいに泡立つところはヒラも青物も定位できないので魚はほぼいない。
こういう状況では、青物の回遊待ちになるので、サラシと透明の境界を平行に引くか、サラシが払い出すところの先端を狙い撃つか、そういうコースにルアーを通すのが自分は好きだ。(青物、ヒラどちら狙いの場合でも結局そうなる)
前者は立ち位置的に難しいので、後者を意識してルアーを通して青物の回遊を待っていると
ゴゴン!
よっしゃ、反転した感じがいかにも青物っぽい感触だ。
抜きあげれる大きさじゃないなあ、、、
やばい岩が足元にゴロゴロあって、しかも波が高くて海に近寄れないので、速攻で寄せて、魚を誘導して、ぐるっと磯の裏側まで魚を引っ張って回して、安全な立ち位置で波を利用して陸上げ。
自分は何度もここでこのように陸上げしている。
初めてその磯に入る時は必ず魚のランディングルートを磯に入ってルアー投げる前に決めておくこと。魚掛けてからランディングルートを探すと、足場がおろそかになり事故を起こす可能性が高くなる。
抵抗する魚をランディングポイントまでひきづってかなりHP削られました。(ここは本当に取り込みルートが長い)
80センチ弱だが、よく肥えていて重い。
美味そうなので人にあげようと思い、血抜きのためにエラ切って潮溜りに入れておいたら、波にさらわれて帰って行ってしまった。
ちょっと残念。
南風はウネリを伴って海が想定以上に荒れるから、よく海を観察し、確実に安全な足場のポイントに入らないと危ない。
自分もそうだが、ヒラ氏の方も夢中になりすぎて波にさらわれないように、慎重に釣りをしてほしい。
いくらウエットを着ていても、落水したら生還が難しい状況の時もある。(例えば、落水の時に脱臼したとか)
足場を波が洗うような条件の足場で釣りはやめた方がいい、と私は思ふ。
生きてさえいれば、魚はまた釣る機会もあるから、安全優先で経験値を積み重ねた方が長く釣りを楽しめよう。
今回は少し説教臭い事を書いたが、これを読んだ誰か1人でも
『あの人が言ってたから、今日は安全第一で釣りしよう』って考えてもらって、命が助かれば良いと思う。
たぶん、現場で私から『そこに立つと危ない』と言われても、言われた方はムカつくだけだろう。相手に対するリスペクトがなければ、忠告は意味をなさない。だからあえてここに書こう。
大丈夫、心配するな。
今日無理して釣るよりも、安全に釣りして今日ボーズで生きて帰る方が、何倍も釣りは上手くなる(可能性がある)