僕の活動内容は肉体労働や情報収集・調査報告など様々ですが、個人レベルで現地の支援にあたっている他の方々に比べれば、自分の貢献度は微々たるものです。そうした方々もブログやツイッターを通して具体的な支援内容を発信しているので、そちらも参照していただけると、被災地の状況や支援の進展への理解が深まるかと思います。
このレポートを発信する上での問題意識は、この震災は“長期的”な対応が求められているということ。実際2週間たった現在でも、まだ被害の全体像が把握しきれていません。つまり、復興までにどれほどの費用と時間と労働力が必要なのか、まだわからないということ。
そこでこのレポートでは、
①日本全体が当事者意識を持つこと
②長期的に支援に関わり続けること
③被災地で感じる被害の深刻さと復興への希望を共有すること
これらを通して被災地への支援や自分たちの防災準備に持続的に関心を持つために必要な環境を作っていこうと意図して書いています。
そのため、僕が現地でどのような活動を行っているのかについて、具体的に触れるつもりはありません。自分が被災地に足を踏み入れた時、何を感じるのか。それを共有できるような記事にしたいと心がけています。
そういう意味で、多少迷いもある写真についても、地震や津波の脅威を認識する上で重要だと思う瞬間を記録することは、将来の被害を少しでも抑えることにつながるのではという思いで撮影し、公開しています。とはいえ、一般的な感覚として、被災者の方を対象とした写真を撮ることは本人の快諾がない限り控えています。それでも被害の深刻さや生命の尊さを伝えようと一歩踏み込んだ取材をしている報道関係者の方々の責任感には頭が下がります。
最後にもう一つ今回のレポートで意識していることを挙げると、地元の人たちの強さを伝えられればと思っています。復興の主役はその地域に今後も住み続ける人たちです。哀しみを乗り越えられるか乗り越えられないか、本当に復興できるのかできないのか、その答えがYesであろうとNoであろうと、ここで暮らす人たちの人生も、この町の歴史も、間違いなく続いていきます。現地の人たちが前に進むことができないなら、どんなに多くの義援金を寄付した人がいたとしても、どんなに優秀な人がボランティアに参加したとしても、あまり意味を持ちません。
実際、震災以前よりもいい社会を築いてくれる、そんな期待を感じさせてくれるような強さを持っている方が、現地にはたくさんいます。
被害の深刻さを知ること、それは哀しむためのものではなく、今後より安全な社会を築いていくための経験になると願っています。
被災地の人たちの強さを知ること、それは綺麗事でごまかすためのものではなく、今後再び危機が訪れた時に冷静に行動するための経験になると願っています。
以上、被災地の早期復興と、この国のさらなる発展を信じています。