ではスタート時点はどこか?
答えは簡単。『-(マイナス)』です。
新しいことを始めるプロジェクトに対して、周りの温度を鑑みるとこうなります。すわなち周りの反応は『さあ!やろう』じゃなくて『えー、やるの?』って所から始まるという訳です。
特に保守的な日本の大企業はそうです。新しいことや変わることが嫌いなのです。そういう組織の中にいる人は今の現状が変化することは、見えない状態なので『リスク』と考えます。もしかしたら『1年後同じ状態のままであることのほうがリスク』かもしれません。私はそう考えます。
本来はこのプロジェクトをやるべき、今の現状を打破すべき、会社としてもそういう方針。それであっても現場レベルで考えると人ってナカナカ動かないもんなんです。。経験上、そういう意味でも『マイナス』であり『0』からスタートできる何てありえないのです。
私はある通信ベンチャー企業に4年ほど身をおきましたが、御多分にもれず携わった仕事のほとんどが『マイナス』からのスタート、すなわち周りの人間は『やりたくない』と思っている状況からのスタートでした。
こういう仕事は先ず何から始めるか?『周りをその気にさせる』または『やらざろう得ない状況に持っていく』ことから始めます。コレには『シナリオ』を描く能力と『根性』が必要です。
私の場合まずは後者だけでとにかく無理やり前に進めます。最初は嫌な顔されますがいいのです、それでも続けるのです。そのうち周りは私を信頼し始めます。
ココまで持ってくれば、なんとなく周りもやらないとだめなのかなと考え始めます。でも気づいたときにはそれだけでは済みません、『やらざろう得ない状態』となっています。勿論周りが気づいてないうちにそうなるように楔(くさび)をうっているからです。 コレが『シナリオ』を描く能力です。
どんなことでもそれをどう進めていくか?人をどう動かしていくかを意識できていないといけません。
そして新しいことを始めるとき、スタート時点は始めから『-(マイナス)』なのだということを割り切って考えないといけません。
そうじゃないと現実的なシナリオをつくれないのです。スタートをそうあるべきという理由で『0』からで始まるシナリオは、はっきり言って『読みが甘い』と考えます。周りの考えを読んでいない、こういう心理的なところが理屈より実は重要になってくるのです。
うまく仕事を回していくための『考え』と『コツ』のひとつです。

