祈るまえに、恋をして。 -5ページ目

祈るまえに、恋をして。

ときどきぽつりと更新。

イヴの夜、娘に向かって

「横浜に行ってもいいわよ」なんて
超ぅ寛容なことを言ってしまった
自分が不思議。

ちょっと理解ありそうな
母親になってしまうところだった。


いやいや、あの日
「じゃ!行ってくる!」などと
娘が言おうものなら
わたしは即座に難癖を
つけまくったにちがいない。



イヴの前日から、
リキシさんとわたしは
大喧嘩していた。
25日の待ち合わせ場所に
現れた彼は
坊主頭になっていた。

深く深く反省をしたらしい。

美容師さんが似会わないからと
完全な坊主頭にならなかった
彼の頭はおしゃれ系坊主頭で

よく言えば太ったタンタンで
太った鮨屋のオヤジみたいとも。

わたしは笑いたいのをこらえながら
その反省に難癖をつけまくり
クリスマスが終わるまで
リキシさんをいじめていた。




クリスマスが終われば
きしんちゃんは
長期の合宿生活に入ってしまう。
彼女の所属する部活動は
この国のトップレベルを誇る部で
その合宿は本格的。
だからわたしの干渉など
もう届かない。


「わたしがいなくて
すっごくさびしいでしょ?」
と、大人びて聞く娘に
「寂しいなぁ」と返すわたしだけど
ほんとはちっとも寂しくない。



リキシさんとふたりで
暮らす数日間が待っているから。

だから、クリスマスも終わったのに
窓ふきも年賀状も作んないで
ただ、ふたりきりで
過ごしていた。


あぁ
お正月が終わっちゃうね。
暖かくなったら窓を拭かなきゃ。


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。











Alice Ricciardi Summer Song

夏のような秋ですね。


だからって夏の話をしたら
笑われちゃうね。

8月にあらゆる検査を受けたって
はなしは記録しましたね。

その大きな目的は
アンチエイジング。

女性はアンチエイジング対策を
40歳~45歳までにしていると
いづれ来る老化曲線の急降下を
ゆるやかに迎えられるんです。
そんなことを医師は言っていた。

ふーん。



この夏ブログもほったらかしにして
この体のラインを変えるのに
ありとあらゆることを取り入れ
夢中になっていた。
10月の計測時点では、体重が2キロ減り
筋肉量は増え、脂肪量は落ちていた。

バストサイズは変わらないけれど
そのすぐ下のウエストの
ぼんやりしたくびれは
“くびれ”として復活した。
うっすらと痩せたのか、
靴のサイズが少しだけ小さくなる。

やることやれば
42歳の女のからだでも
変わるもんなんだなと。


検査で出た
腸の動きを低下させる
卵、乳製品のあらゆるすべて
ビール酵母、パン酵母
さやえんどうにいんげん豆
を取らない。


ホルモンのDHEAーSを
男性並み数値に引き上げる
サプリメントを飲み。

週に2回ジムに通い
心拍数を130にキープしながら
脂肪を燃焼させ
悶絶するリンパマッサージに通い
セルライトをつぶし続けた。

さらには体に積もり積もった
金属の毒を抜き続け
そうそう歯の噛み合わせを調整し
フェイスラインも元に戻した。


アンチエイジングって
まぁ結局、己のからだに
この上なく
時間と労力と金銭を注ぎ
健康を手に入れることだ。


体の整理とあいまって
部屋の不要な物は極力すて
ついでに生命保険の見直し
までした。

もと後輩の営業マンに
そんなに健康になったら
死にませんねと言われて
確かにそうねと。



むかしのわたしは
とっても不健康で、
不健康が好きだった。
絶えゆくものに安心し
生き急いでいるねとよく言われた。


この夏、あんなに好きで
もう聞けなかった音楽が
聞けるようになった。

わたしは生き急いでもいないし
死ぬのがちゃんと恐くなった。
夏の音楽が甘美で
ちょっぴり昔を懐かしんだりするけど
でももう昔に戻りたくないなと
何かがするりと抜け落ちた体を
ながめて、そう思う。