ずいぶんブログをお休みした。
イタリアから帰国後
わたしはみるみる
体調を崩していった。
体力も気力も消えて。
“ちんまり”と座るわたしに
「まるで輪郭が消えかけているようだ」
とリキシは真面目な顔で心配し
「死なないで」と言っていた。
「はいはい」と言いながら
わたしはよく眠り
時折病院に向かい
検査機器の上で
あくびをしながら、
医師の話を
ふんふんと聞いて
過ごしていた。
輪切りに写る問題の箇所を指摘しながら
結局コレっていう解決方法がないよって
話をものすごくテイネーに話すお医者さん。
リキシはその仕事柄か
医療についてあれこれと知識がある。
外科から歯科まで、はてはサプリから
食品まで、要は健康ヲタクなのだ。
「僕は君の体の不調を根本的に治したい」
そう言ってその行為が楽しそう。
「何が原因か、わからないな~」と
眉間に皺を寄せるたび、それは高価な
サプリメントが届けられたりする。
それはまたすごいのだ。
そんな風だから、わたしは
この一年たくさん病院に通い
ジムに通い、
そうサプリ類もたくさん飲んだし
リキシによって手配された
たくさんの健康に関する書籍を
じぃっと見つめたりしていた。
わたしはたっくさん
牛乳とお砂糖を入れて飲む
お子さまコーヒー牛乳が
大好きなんだけど
リキシはその白い砂糖と牛乳はダメと
わたしからコーヒー牛乳を
取り上げたりするのだ。
ブラックコーヒーなんてのめないぉー。
もうここ何年もそんな状態。
健康に良いとされるものが
つくづく苦手なダメな人として
烙印を押されている。
「どうして健康体に改善しない?」
待合の席に座って彼の問いかけを
思い出したりしていた。
早く寝なさいと言われても
運動しなさいと言われても
玄米にしなさいと言われても
そんなこと好きじゃない。
興味がない。
心の奥底でホントは健康が苦手
なんだなぁと思ったりしていた。
表向きは健康を目指してきた。
でも心底求めちゃいないもの。
だからきっと何を施しても
わたしの細胞が機能しないんだわと。
だけど、病院で最後の検査を終え
診察料の支払いを待っているころ
じわじわと悲鳴をあげ続けた
自分の体が切なくて愛おしくて。
「玄米食べられるかも!」と
ふいに思い立ち、それを実行したら
なんだかすこぶる元気になるような
明るいカンジがして。
勢い「玄米食べるっ!」
とリキシにメールしていた。
そうそう、わたしのメールは
いつもこんな風に前後脈略がないのだ。
「どうしたの?」
リキシはすぐに返信してくれたけど
わたしはもう病院にお別れして
ずんずん歩いていたから
返事はちゃんとしたっけな?
これはブログを休んでいる間に
リキシの長年の努力が
実ったというお話。
はい、ちゃんと健康的になります。