新しい年を迎える時は
今年の目標はぁと
設定するもんだと思っていた、ケド。
今年は何にも決めていない。
あえて言うなら
適度にぷらぷらすることぐらい。
こんなに時間が
あるんだから
「習い事とかしなきゃ
もったいないかしら?」
と半ば義務感を伴って
真剣な顔つきで
リキシに尋ねたことがある。
なーんにもしてない自分の
自由とか余裕に
時々罪悪感が
襲ってくるんだもの。
フロントラインに立つ
サラリーマン生活。
スケジュールを埋めるのが大好きで、
時間から時間へと渡り歩き
効率と有効性だけを追求する
“とらわれ”がこの期に及んで
まだ顔を見せるのだ。
「あのさぁ、会社やめて
1年まだたってないでしょう?
なぁぜ君は“なんにもしないっ”
てことを楽しめないの?
この贅沢を楽しみなよ」
と言われ。
わたしの顔に
習い事の徒弟関係は
今はまだ、めんどくせーと
書いていたにちがいない。
「そうねーそうねー」
気持ちが楽になって
この春を迎えた。
なんにもしないって
チョーっしあわせ。
「そんなことより
その体を立て直しなさいよ」
と、言われる通り
12月からの体調は
ベットに横になる機会も多く
痛みで七転八倒するような
夜もあって超低空飛行。
人は肉体に宿っている限り
精神だけを豊かしようたって
出来ないわなぁなどと
つらつら考えていたりした。
目は美しいものを映るようにし、
耳は奏でる音に酔いしれ
鼻は香りを楽しむ
体調を整え、五感を受け止め
人と人との交流を
豊かに楽しめたら
それってしあわせだなぁと
しみじみ思うのだ。
そんなわたしも2月に入って
元気になっている。
体調がいい日は
おいしいチョコレートを
探し歩き
向こうから飛んでくる
カラスの低空飛行に
ナニゴトカ?と観察すれば、
でっかいネズミを
足に掴んだまま
飛んでいるのに
ひぃぃと震えあがり
La Farineのロールケーキ
と焼きたてのフィナンシェを
売り切れ寸前手に入れて。
すぐ後に駆けこんできた男性が
尊大な物言いで言う
「売りきれちゃってるよぉ(怒)」
という言葉を聞きながら
ガッツポーズで
お店を出てきていたりする。
日常は綺麗なことばかりでは
まだないんだけど
味覚中心だけど
五感で受け入れ
生きているのは
確かなことで
それはとっても楽しい時間。
この春
わたしは元気です。