今でも思い出す。
母は離婚したばかりの20代の私に
「母子家庭になるからって
急にお洋服のランクを落とすようなことをしちゃ駄目よ」
「女はみすぼらしさを表に出しちゃいけないのよ」
と、言いました。
「女のプライドとして、美しくあることをあきらめるな」
と言いたかったのでしょう。
女はみじめさに忍び寄られたら、たちまち駄目になってしまう
生き物だと彼女は知っていたのかも知れません。
280円の豚肉が買えない時代
母からは数十万のミンクのストールが
届いたのには苦笑いしてしまいました。
母の言葉どおり、
出来る範囲の中で
私は美しくあることを諦めたりしませんでした。
母はまた、女は3人以上で群れてはならぬ
とも言いました。
大勢でいる女性たちには色気がない。
確かに一人でいる女性は美しく見えますね。
私は一人でいることが得意です。