呼吸器をつけてる人にSTが入ること、時々あると思う。

脳の場合はたいてい意識障害があるので、救急疾患や呼吸器疾患、心臓疾患がメイン。

どこの病院でもそうかな?

とはいえ、BiPAPとかじゃなくて、気管切開+呼吸器ね。

意外とNeedsはあるのに、嚥下リハ学会でも報告は少なくて、

教科書にはもちろん、リハの進め方なんて載ってない。


経験から言うと、意識がクリアで、嚥下機能を低下させる疾患でなければ、食べられる人は多い。

ただ、Bi-VentやSIMVモードは躊躇うことも。それは評価次第。


呼吸器装着中の嚥下評価は、通常の気管切開患者の評価とかわらない。

現病歴、既往歴はもちろん、画像、血ガス、生化学データなどと、

実際にベッドサイドに行って行う評価がメイン。

認知機能、構音機能、頚部の可動性、嚥下反射、痰の多さ、吸引ラインの状態などなど。


呼吸器ついてると断わるSTもいるみたいだけど、もう少し手を広げて欲しいな。

脳卒中シーズンですね。
患者さんが増えてきました…
誤嚥性肺炎で入院する患者は通年いるのですが、年始は窒息系が増える傾向にあります。
餅、生海鮮、こんにゃくなどなど…正月は色々食べる機会が多くなるので…


救急車の中で吐き出せればまだ良いのですが、どうしても出せなかった人は病院についてから喉頭展開も。
窒息したままだと低酸素→下手すれば脳症になるので、その後のリハがさらに大変に…。

こうしたかたがたは大抵不顕性誤嚥なので、STとしては嚥下透視してからゴハンを食べさせたいんだけど、
透視の日を待たないで転院したりと中々思うようには進まないのです。
しかもVFするとたいてい、100%の誤嚥を認めます。

以前、8cmのタコを詰まらせて運ばれてきた人は、その後VFをしてみたら、飲み込んだものを100%咽頭残留。認知症で指示が入らないので、代償も使用できず。何をやっても食道を通らず、水は誤嚥。
久々にヒヤッとした検査になりました。
入院前からこうだったのか、入院してから悪くなったのか。
その人はASOもあったので暫く入院してたけど、嚥下機能は変わらず胃瘻になりました・・・


残留って、スクリーニングでの評価が微妙ですよね。
うちでは小児用の聴診器を使って頸部聴診を行うようにしていますが、VF所見と乖離があったりしますので(そいういう報告もあります)、なかなか的確な診察はできず。
まあ・・・梨状窩に溜まってしまったら、音は聞こえませんものね…


看護師さんも「むせ」には敏感だけど、「残留」はピンとこないみたいなので、残留が重度の人には、「この人は窒息の恐れアリなので」って大袈裟に言う工夫も必要だったりします;;



医師と看護師以外で、リハビリテーションでよく関わる特殊な専門職といえば、
私の限られた経験の中では、
ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、ME・・・くらいでしょうか。

ほかの病院を知らないのでなんとも言えないですけど。

どの専門職も、よくよく話を聞いていると、それぞれの分野の奥深さに脱帽。
みんなが自分の仕事にプライド持っていて、でも謙虚で、凄いなーって思う。
STと一緒でひとつの病院に数がそんなに居ないから、余計。

STの仕事なんて霞んじゃうよー。