360°パノラマ
今日は、いつもの介護や経営の話から逸れて星空の事を話そうと思います。
初めて函岳へ行ったのは2017年。今から8年前。その後何度か訪れるも、初めて見たあの星空には会えていない。
初めて函岳へ行った時は、何も考えず、とにかく星空が北海道で一番キレイに見えるらしいという情報から行ってみた。
星空をよりキレイに見るために重要な要素、それは月が出ているかどうか。月が出ていると、月の明るさで星が見えません。月ってものすごく明るいんです。月明りがあれば、街灯がなくても歩けるくらいですから。
星空を見る時に月はホント邪魔です。
そしてもう一つは、街の明かり。これも明るければ殆ど星が見えません。星の明かりは凄くかすかなので、暗ければ暗い程いい。でも、なかなか街の明かりの届かないところに行くことが難しいです。特に国土が狭い日本では。
そんな日本で、自然が多いと言われ、面積の広い北海道。そんな北海道でも、星空をキレイに見るための光害の少ない場所はわりと少ないのが現状です。
函岳は星空を見るのには打ってつけの条件が揃った数少ない場所です。
周りには街がなく、山は標高1129mと非常に高い。そして、周囲にそれ以上高い山が無い。何より山頂まで車で行けるということ。函岳より高い山はあれど、山頂まで車で行けるところは少ないはずです。
圧倒的な星空
函岳は星空を見るロケーションとして最高です。2017年に訪れた時は、更に新月、そして晴天という条件が重なり、あまりの星の多さにびっくりさせられました。流星群がみられる時期も重なり、写真を撮れば、すべてに流れ星が写る。
びっくりしたのが、はじめて昴を見た事。
昴
存在は知っていました。谷村新司さんの歌の名前であったり、車メーカーのスバル。このモデルになっているプレアデス星団です。夜が更けるのを待って天体観測を始めて、一番に目に飛び込んできたのがこの昴でした。あまりにも明るい星の固まりを見て、UFOなのかと不思議に思うくらい不自然にありました。写真では観測所の右のほうに見えます。
私が撮影に使用しているカメラはCANONのEOS KISS-X5というデジタル一眼レフの入門機。レンズはシグマの広角レンズを使用しています。もっと良いカメラとレンズが欲しいところですが、腕もないので分相応という感じです。
写真ではあまり明るく見えませんが、実際は眩しく思えるほど輝いていました。街では昴を見つけることは難しいというか、目立たない感じです。ここではものすごい存在感を感じました。
凄い物を見つける
最初は気づかなかったのですが、昴のずっと直上に見える星雲。
最初は、「ん?あのモヤみたいなものはなんだ」って感じでした。それが見えた時には鳥肌ものでした。
そうです。アンドロメダ銀河です。この函岳では肉眼で見えます。それもはっきりと。
私は近視と乱視があるので、見えにくいですが、目のいい方なら、場所さえわかればすぐに発見できると思います。
アンドロメダ銀河
アンドロメダ銀河。名前こそ知っていましたし、渦巻き銀河であることも知っていました。アニメなどで観て知っていましたが、実際に肉眼で観れて、そして撮影できる銀河であるとは知りませんでした。写真に撮れた時はホントに感動しました。
そしてまた驚くのが、拡大してみるとよくわかるのが、とんでもない星の数です。何と言っても凄いのが、見えているもののほとんどが、太陽と同じような恒星のみだということ。自ら発光していない惑星は遠すぎて見えないということ。
とんでもない数の星が宇宙にはあるんだなと感心させられます。子供の頃から大好きな宇宙の特集番組や本、映画などで見てきた宇宙が、実際こうやって見えるって凄いと思いませんか?
いろいろな悩みはぶっ飛びます。自分の抱えている悩みなんて宇宙の大きさ、広さに比べたらどんだけ小さいのか。
アンドロメダ銀河のまた凄いところは、太陽系からの距離が253万7000光年という途方もなく遠い距離にあるということ。
そして1兆個の恒星の集まりだということ。直径が22万光年。規模が大きすぎて、なんだか訳がわかりません。
天の川
これは、一緒に行った方が、私のカメラよりずっといいNIKONのカメラで撮影した天の川です。
さすが入門機とは違いますね。それにしても何と美しいのか。
遠くに見えるのは街の明かりです。肉眼では暗くしか見えていなかったのに、写真にすると遠くの街の明かりも明るく見えます。
写真もいいですが、この360°星に包まれるような星空は、行った人にしかわからない風景です。
人生観かわる瞬間というのはこういう時のためにあると思いました。
今年は行きたい
今まで三度ほど訪れていますが、とにかく遠いんです。札幌から下道で6時間30分。高速道路を利用しても5時間30分です。そして、三度訪れて星空が見えたのが一度だけです。新月の日に仕事が休めるとも限らないですし、晴れていないといけない訳です。そして、標高の高い山なので、年中行けるわけではないんです。入れるのは6月下旬から10月。実質7月、8月、9月の三か月しかないんです。それ以外は雪があり通行止めになっています。月に1度の新月と晴天が組み合わさらないといけない。
一度は、晴天だったはずですが、霧が出て全くダメだったこともあります。
険しいのは遠い道のりだけではなく、麓から山頂までの道のりもあります。20キロほど続く非舗装の山道を走らねばならず、鹿や熊が出る危険もあります。それに、一度は大きな石(メロンくらいの大きさの石)が道の真ん中に転がっていて、あわや車を破損する可能性もあったこともありました。
いろいろと危険もあるので、一人では挑戦する気にならないので、一緒に行ってくれる人が必要です。
さてどうするか。でも絶対また行きたい。いつ行けるかなんてわからないから、行こうと思った時に行かないといけなくなるかもしれないですしね。







