自身
窓の外燕飛び交う様眺め目がな過ごせり病室の中
蘂(しべ)降りて生命(いのい)みなぎる葉桜のパワー分け給(た)べ枕頭(ベッド)の吾に
大塚先生の添削
窓のそと飛び交う燕の命愛(は)し目がな過ごせり病室の中
蘂(しべ)降りて生命(いのい)みなぎる葉桜のパワー賜えよベッドの吾に
NKさん
京菓子の袋に描かれし舞妓柄絵が気に入りてと友は土産に
田舎家の解体されし空地の隅今年も擬宝珠辺見つつ出る
大塚先生の添削
京菓子の雅な袋の舞妓柄気に入りたりと友は土産に
田舎家の更地となりし一隅になおも擬宝珠のうかがいて出(い)づ
※雅で京風を表す。
以下はタイムオーバー
NRさん
花もよし散りぎわもよし山桜人の生きざまかくあらまほし
シベリアヘ飛びたつ雁の姿良し来年元気で帰っておいで
MMさん
亡き友の思い出重ね里山に 一人歩みていわかがみ訪ぬ
豊なる実の礎築きたる先人の知恵棚田の水路
MYさん
わが腕に小さきいのちあたたかくつながる絆胸あつくする
弟の誕生喜ぶ孫娘姉の顔見せ泣くのをあやす
MEさん
春なれば全ての木々に花が咲くただひっそりと話題にならず
植物の名前が全て学名で出てくる吾師は来年卒寿
SSさん
むささびの滑空するさま思わせて屋根から屋根へ野良猫飛べり