IKさん
大木に小さく見ゆる朴の花飛騨の山辺に点点と咲く
兄見舞う淋しき心に竹の秋世代替るか細き身をもて
大塚先生の添削
大木に小さく白き朴の花飛騨の山辺に点点と咲く
兄見舞う淋しき心に竹の秋世代移るか細き伸びて
※竹の秋は季語で竹は秋に黄変する。秋にタケノコが一人前の竹となり葉が茂ることを竹の秋と言う。
OFさん
豚汁と御手洗団子でおもてなし歩け歩けの到着を待つ
夜回りの拍子木の音不揃いに笑い声まじり通り過ぎゆく
大塚先生の添削
豚汁と御手洗団子でおもてなし〈歩け歩け〉の人たちを待ち
夜回りの拍子木の音揃わぬに人ら笑いて通り過ぎゆく
KKさん
自転車の吾を追いこしかけ抜けるマラソン人の汗が残れり
碑文建つ諏訪湖の畔(ほとり)夕日映え温泉統合長い道程
大塚先生の添削
自転車の吾を追い越し駆け抜けるマラソン人の汗匂いつつ
夕映えの諏訪湖の畔(ほとり)碑の建ちて温泉統合道り語る
KKさん
かたばみの愛しさ歌に詠む人をおもえば引き抜く手の止まりたり
五月雨を集めて生れし水溜り映るみどりを揺らし風過ぐ
大塚先生の添削
かたばみの愛しさ歌に詠む人を思いて抜く手ふと止まりたり
五月雨の集まり生(あ)れし水溜りさみどり揺らす風を写せり
※五月雨とさみどりとで韻を踏んでいる歌になる
TSさん
来春の花芽包みて若葉増す石楠花の群初夏の日浴びて
連休にみんなで植えし野菜苗今日も伸びてる小さき実付け
大塚先生の添削
来春の花芽包みて若葉増す石楠花の群初夏の陽を浴む
連休にみなで植えたる野菜苗今日も伸びてる小(ち)さき実つけて