大滝和子『銀河を産んだように』
サンダルの青踏みしめて立つわたし銀河を産んだように涼しい
SSさん
七七忌終えてがらんと鎮もりし部屋に語りいる遺影の姑と
幼き日姑より受けた親切が忘れられぬと夫の友言う
大塚先生の添削
七七忌終えてがらんと鎮もりし部屋に語りいる遺影の姑と
幼き日姑より受けた親切が忘れられぬと夫の友言う
NRさん
菜園の馬鈴薯の花可憐なり花だけ別に良き名つけたし
ザーザーと豪雨のような焼夷弾今も夢見る焼野と躯(むくろ)
MEさん
街路樹の深きブルーの額紫陽花見る度ことし描かんと思う
描きたしと思いつづけた額紫陽花友にもらいて遂に絵にしぬ
大塚先生の添削
植栽の深きブルーの額紫陽花見るたびことしこそ描けと告ぐ
描きたしと思いつづけた額紫陽花友にもらいて遂に絵にせり
MSさん
レコードのJAZZの調べ耳にして若き日のことふと思い出す
しまうまは虫よけのため縞々の囚われ人のごとき姿に
YYさん
照りつける陽射しか中のグランドゴルフ木陰のいっぷく冷茶のごとし
めでたくも白寿迎えし姑訪えばとまどいあれど喜び見えず
大塚先生の添削
照りつける陽射しにめぐるグランドゴルフ木陰に入れば冷茶のごとし
めでたくも白寿迎えし姑訪えばとまどいあれど喜び見せず