短歌初心者 萬葉集 読書 -10ページ目

短歌初心者 萬葉集 読書

萬葉集が好きで4516首を書き写し

次にオープンカレッジで短歌入門コースを受講

臆面もなく短歌作りにチャレンジ!

萬葉集と読書についても

塚本邦雄『緑色研究』


五月来る硝子のかなた森閑と嬰児みな殺されたるみどり








MSさん


花の下老いたる母の肩先に空しらぬ雪今年も舞う


幼子の「おばあちゃん」との呼び声に誰のことかとあたりを見る


大塚先生の添削


花の下老いたる母の肩先に〈空しらぬ雪〉この春も舞う


幼子の「おばあちゃん」との呼び声に誰のことかとあたり見回す




YYさん


普賢岳新しき山煙りおりミヤマキリシマ咲く仁田峠


尾びれ見て広い海面を進みゆく気付けばイルカ群れて泳ぎし


大塚先生の添削


普賢岳新しき山煙(けむ)吐けりミヤマキリシマ咲く峠行く


尾びれ見せ広い海面(うなも)を進み来るイルカの群の泳ぐに気付く


  ※一首目は体言止めが重い感じがする。


  ※二首目は主語を入れ替える。「来る」で距離感が出る。結句「に気付く線上」もある。




AYさん

山颪の風な吹きそと桜花別れ借しみてわが肩に散る

割り箸をパチンといはせ今までの雑念捨てて蕎麦をすすりぬ

大塚先生の添削

山颪な風な吹きそと見る桜花別れ借しむかわが肩に散る

割り箸をパチンと割りて今までの雑念絶たむかれ蕎麦の来ぬ



IKさん

暮れ初むるダム湖に映る山桜さざ波となり白く拡がる

残雪は長滝となり川に落ち山肌登る大蛇かとみゆ

大塚先生の添削

暮れ初めしダム湖に映る山桜白きさざ波拡がりゆけり

残雪は川へと長き滝なすを山肌登る大蛇とも見ゆ



ONさん

噴水と呼ばれぬ水はひもすがらまあるい石のオブジェを回す

初夏の陽は穏やかだから空豆の爽は静かに天を目指せる

大塚先生の添削

噴水と呼ばれぬ水はさびしからんまあるい石のオブジェ回して

初夏の陽はいまだ穏やか空豆の爽は垂れずに天を指(さ)しおり