5月度の課題歌は11日にメールでお送りしておいた。
以下お送りしたメールから転用。
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曼陀羅の御寺の牡丹妍競ひ棚の藤波微笑むごとし
藤衣間遠くなりし君を待ついさよふ月夜一人酒酌む
4月26日、藤で有名な曼荼羅寺(江南市)に行ってまいりました。
藤棚の下ではあでやかな牡丹が競い合うようにして咲き誇っていました。
万葉集では藤の花を藤波として詠まれていることを知りました。
万葉集巻3-330
藤波の 花は盛りに なりにけり 奈良の都を 思ほすや君
万葉集巻8-1471
恋しけば 形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり
一首目は風に揺れる藤の花がまるで波のように微笑が広がる情景として
詠んでみました。
万葉集では藤の皮を剥いで作った粗末な衣服を藤衣として詠まれてい
ました。
万葉集巻3-413
須磨の海女の 塩焼き衣の 藤衣 間遠にしあれば いまだ着なれず
目が粗いことから藤衣は間遠にかかる枕詞であることを古語辞典で知り
ました。
二首目はこの藤衣を用いて詠んでみました。
こういった情景や気持ちが歌から伝わるかどうかはなはだ心もとなく感じて
おります。
2月度の歌のように独り善がりにすぎないかとも思っております。
ご指導よろしくお願い申し上げます。