出詠歌
秋萩の上に残れる白露はあかねさす日に玉とぞ見ゆる
秋の野の尾花に残る白露を玉に仕立てて持ち帰りなむ
補足
1首目は枕詞「あかねさす」を「日」にかけてみた。
2首目は大伴家持の歌に着想を得た。
巻第八・1572 大伴家持が白露の歌一首
我がやどの 尾花が上の 白露を 消たずて玉に 貫くものにもが
今回の歌を作るにあたり、万葉集に詠まれた「をばな、すすき」と「はぎ」を調べてみた。
「をばな、すすき」詠んだ歌は34首、「はぎ」は142首あることがわかった。
この中で家持のように「露」を「玉」に見立てた歌は他に2首見つかった。
巻第八・1547 藤原朝臣八束が歌一首
さを鹿の 萩に貫き置ける 露の白玉 あふさわに 誰れの人かも 手に巻かむちふ
巻第八・1598 大伴宿禰家持が秋の歌三首
さを鹿の 朝立つ野辺の 秋萩に 玉と見るまで 置ける白露
「をばな、すすき」詠んだ歌の34首、「はぎ」の142首については改めてテーマ「万葉集」で
詳述したい。