長女は今週末から2週間の期末休みだが、今回は帰国をしないことに。
小学校の同窓会や誕生パーティーもあるのだが、現地の休暇も楽しんでほしいと思っている。
休みのアクティヴィティも充実しているのが全寮制の良いところである。
日本の学校だったら、期末休みは部活か家族旅行になるところだが、現地校からまずゴルフの集中レッスンの案内があった。
長女に相談したところ、長女はいま乗馬を習っているので、乗馬の集中レッスンがあるか寮母さんと相談してみるという話だった。
これまで寮母さんと私がやりとりをするということはなかったが、長女は生活面のことを寮母さんに相談しているらしい。
寮母さんから「3日間のジムカーナーをやってみたらどうかしら?ご両親もきっと気に入るでしょう」というメールがあったので、私はてっきり四輪バギーみたいなものに乗ったモータースポーツを想像しながら、「長女の気に入ったものを何か体験させてあげてください」とお願いしておいたが、ここでいう”ジムカーナー”とは、乗馬の競技のことを指しているらしい。
私から寮母さんに直接指示するのではなく、留学マネージャーの先生を通しているのだが、この先生もまたとても良く面倒をみてくださっている。
「彼女は今週の学校の音楽コンクールで、リコーダーをとても上手に演奏していましたよ。来年はもっと、フルートやクラリネットなどの楽器にも挑戦してみたら良いでしょう。」
といったアドバイスまで伝えてくれるのだ。
中高生になると、日本で通っていてもなかなか学校の様子はわからないし、生徒ひとりひとりに具体的な助言をするようなことは、なかなかしてもらえないと思う。
日本にいると、生徒のマネージャーは、学校では担任、趣味と生活面では親しか見ていないので、ひとりの子の持つ可能性を想像することに限界を感じる。
ボーディングスクールは、
「たくさんの大人に、我が子の可能性を広げてもらえるところ」
という新しい魅力に気づいたのだった。