大徳寺聚光院 再び | とんぼのひとり言

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大徳寺聚光院へ2度目の拝観。
昨年12月初めに行った時のことはこちら。
大徳寺聚光院

拝観できるのは3月26日まで。
是非もう一度、と思って。
土曜日午後に空いている時間を見つけて、
事前予約。
普段は非公開の塔頭なので、
そうそう見る機会は無い。
特別な人間でない限り。

・本堂(重文)
・狩野永徳筆『花鳥図』『琴棋書画図』(共に国宝)
・狩野松栄筆『蓮池藻魚図』『瀟湘八景図』『竹虎遊猿図』(共に国宝)
・方丈(本堂)庭園「百積の庭」(名勝)
・茶室「閑隠席」「枡床席」(共に重文)
・千住博画伯筆 障壁画『滝』

ここが聚光院の入口。
ここで2000円をお支払い。


前庭?だけは撮影OK




15時40分からの拝観。
荷物はすべて預けて、コートは着て。
晴れた暖かい日で、拝観には良かった。
茶室のことはよくわからない。
大阪府下にあるという、
利休の茶室を見に行きたいな。

襖絵は、やはりどれも素晴らしい。
願わくば、部屋の中に入って、
見せていただきたい。
どんな気持ちになるだろうか?

随一の天才、狩野永徳24歳の作と言われる2つの趣の異なる絵を、あるべき場所で同時に見ることのできる絶好の機会。
父松栄の優しい絵も良い。

現代の日本画家千住博氏の「滝」
滝の音が聞こえ、虹が見えるようだ。
書院に納められているその絵は、
向かって左側に青を右側に白を多く描く。
何故なら、書院で茶会が催される時。
左側、主催側には男性が座ることが多い。
黒の着物、ダークスーツ。
全体に暗くなる為目の覚めるような青を。
右側には女性が座ることが多い。
女性の華やかな装いには白を、と。
なるほど。
しかし。
千年色褪せない岩絵の具で描かれた部屋。
その長い年月の間には、
左右が逆転することがあるのではないの?
そうなった時。
創作の際の意図の説明を、その時代の人はどんなふうに聞くのだろうか?


1月に西本願寺で橋本真理さんの講演を
聴いて、やはりもう一度見たいと思って。
西本願寺~二条城~晴明神社

先日観た歌舞伎「金閣寺」の狩野直信も気になる…。

絵師の歩み、おもしろいニコニコ
書物を読んでみよう。